別れまでの12日(5/18)肺がん闘病記
ピーチーが次々と新しい病気を発症したのは、恐らくは自己免疫不全に原因があるであろうと、既に感づいていました。 しかし自己免疫不全には、根本的な治療法はまだ発見されていません。
1つの病気に目途をつけ、ホッとしかけると、次の病気――
回復が、逃げ水のように遠くに去っていきます。
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日常生活や仕事で何度もこのようなことがあると、きっと何もかも投げ出したくなるのではないでしょうか?
しかし、ピーチーの闘病では、そんな投げ出したい気持ちにはなりませんでした。
何故でしょうね?
きっとピーチーの前向きさに、自分が励まされていたのだと思います。
以下、当時のブログより。
3月22日|よく寝ている
昨日、発作を起こしたピーチーですが、その後は安定しています。
沢山の励ましをいただき、ありがとうございます。
ピーチーは今は良く眠っており、寝ている間は呼吸は苦しそうではありません。
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こんな風に、よく寝ています
苦しそうな体勢に見えますが、そうでもないようです。
ブルテリアは体が柔らかいみたいです。
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ピーチーはトイレにいきたくなると、自分で起きて、小走りで用を足しにいきます。
歩きはむしろ、最近の中では一番しっかりしています。
食欲もまずまず - ウニで目が輝く
食欲は全開とはいかないものの、まずまずあります。
おやつもウニも、あげると目が輝きます。
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大好物のウニをあげて見ました
大好物は、目の力が違います
投薬の状況 - ステロイドの増量
投薬の状況ですが、現在はステロイドを1日2錠に増やして様子見中です。
これは下記の理由です。
② 自己免疫不全による肺炎であった場合、炎症を抑える作用がある。
③ 肺ガンであった場合に、ガンが発する有害物質を緩和する効果がある。
④ 食欲を増進する
今日調子が良いのは、ステロイドを増やしたためか、発作の山を越えたからなのかはまだ分かりません。
週末まで様子を見るつもりです。
――第4章|看取りの記録を読もう(8/29)――
この記事について
作者:高栖匡躬
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表紙:今回の表紙は、ピーチーです。
――次話――
ピーチーの状態は1日で悪化したようです。
ジワジワと悪くなりながら、時々階段状にドスンと1段下がる傾向がミックスしています。
もうトイレに行くのに、ほんの少し歩いただけで肩で息をします。
酸素を吸入させ、そして初めてオムツを付けました。
――前話――
久しぶりの癲癇発作――
ピーチーの一連の闘病は、癲癇から始まりました。
そして試行錯誤の末、度重なる発作は鳴りを潜めていました。
しかし、それがまた再発――
癲癇の発作は体力を奪います。
よりによって、何故こんな体調が悪い時に……
思わず天を仰いでしまう飼い主でした。
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