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君が旅立つまでのこと

酸素テントが届きました- 慣れない環境に戸惑い気味【闘病記】

肺がん闘病記_状況は悪化しているような

別れまでの12日(7/18)肺がん闘病記

ピーチーの病状悪化も、前日から下る速度が増した印象でした。

トイレに行くのに、ほんの数メートル歩くだけで息が上がります。
歩くたびに、酸素を吸わせて楽にさせてやる――、その繰り返し。

ピーチーは自分の体に何かが起きていると思っていて、「あれ、おかしいぞ」というような、戸惑いの表情を見せました。

そして自分で、自分の体が弱っていないのだと思いたいのでしょうか?
それとも飼い主に、自分の元気な姿を見せようとしているでしょうか?
やたらと歩きたがりました。

試しにと買った携帯酸素のボンベは、もう残り少なくなりました。
その代わりに、前日に申し込んだレンタルの酸素ジェネレーターが届きました。
まさかうちのピーチーのために、酸素テントを使うことになるとは、思っても見ませんでした。何しろ、その僅か半年前には太い枝を咥えて走り回っていた子です。

犬に流れる時間は、本当に早回しだなと思います。

3月24日|酸素テントが届く

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今日のピーチーですが、朝はビックリするくらい元気でした。トイレにも自分で行くし、歩ける距離も長いです。
あんまり嬉しくて、写真を撮るのも忘れてしまいました。

午前中に、レンタルの酸素ジェネレーターとテントが届いたので、早速組み立てました。パイプで骨組みを組んで、その上に箱型になったビニールのテントを上からかぶせます。

底部は粘着テープで貼りつけるようにと、説明書きに書いてありました。意外に単純な構造です。前面はファスナー付ので開閉できるようになっています。

組み立ててみると――
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こんな感じです。

酸素テントに入ったピーチー

ピーチー中にを入れてやると、環境の変化が気になるのか、ウロウロと動き回り外に出ようとします。しかしやがて諦めて、ブースの中に敷いた毛布の上に伏せました。

諦めて、ペタリと伏せる
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テントの前にあるのは、ピーチーの薬とおやつ。
すぐ出てこようとするので、出口を塞いでいます。

下痢をしてから、シャワーでぐったり

実はこの後が良くありません。
昨日は食欲があって、今朝までは便が正常だったのですが、その後で下痢をしてしまったのです。オムツをしていましたが、それでも酸素テントの中でやったら大惨事です。ピーチーの体だけでなく、テントにもベッタリ付いています。

慌ててお風呂に連れて行って、汚れたところだけシャワー。
元気な頃ならば、全体を洗ってやりたいところですが、弱っているのであまり体を濡らしたくはありません。

ピーチーはそこまでは比較的元気があって、お風呂ではずっと立っていたのですが、シャワーで体力を奪われたのか、そのあとはグッタリしてしまいました。

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こんな感じで、グッタリ

水は自分で飲みに行きました

実は今日は、まだご飯も食べていません。
グッタリの前に食べさせてあげればよかったと、ちょっと後悔しました。
そのままピーチーは一眠りして、しばらくたったら突然自分から起きあがりました。
そして、酸素テントを開けやると、自分から歩いて水を飲みに行きました。

自分の足で、水飲み場へ

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ずーーーっと水を、飲んでいます。
酸素の中にいると。喉が渇くのです。

大好物のウニを食べました

その後、また酸素テントに戻して、大好物のウニを食べさせてみたところ、ようやく食欲に火が付きました。

ウニの後で、
チキンの腿肉を一気食いです。

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寝たままの姿勢でしたが、今は仕方がありません。
目には生気が戻っています。

食べた量は、1食分には足りないのですが、自分から食べてくれたのは良かった。
今日はまずまずです。

 

――第4章|看取りの記録を読もう(11/29)――

この記事について

作者:高栖匡躬
 ▶プロフィール

表紙:今回の表紙は、ピーチーです。

――次話――

別れが近いことは、肌で実感できました。
そして別れへの覚悟が固まっていきました。
「最後は自分らしく送ってやりたい」
そう考えた時、友人たちにあるメッセージを送りました。
――ピーチーには『虹の橋』が似合わない
と、思ったのです。

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――前話――

ピーチーの状態は1日で悪化したようです。
ジワジワと悪くなりながら、時々階段状にドスンと1段下がる傾向がミックスしています。
もうトイレに行くのに、ほんの少し歩いただけで肩で息をします。
酸素を吸入させ、そして初めてオムツを付けました。

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肺がん闘病記の初話です         
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