MATANE

君が旅立つまでのこと

忘れられない宝物 - 寄せられた沢山のコメント【闘病記】

肺がん闘病記_お悔やみの言葉

仲間たちからの励まし(1/6)看取りのあとで

愛犬ピーチーが天国に旅立ったのは、主治医から肺癌の疑いがあることを知らされてから、僅か11日後でした。それは筆者がピーチーのてんかんの発作を切っ掛けに、ブログを書きはじめてから7か月後の事です。

思い出のブログと、いただいたコメント

そのブログはピーチーがてんかんの酷い発作を起こした日、主治医のもとで経過観察をしている時に、思いつきで始めたものでした。

元気一杯で、20歳まで当たり前のように生きるだろうと思っていた愛犬が、突然の病を得て、その生命が意外にも脆いものであることを実感し、思い出を残そうとして書きはじめたものだったのです。

最初は誰が読んでくれるかも分からず、また誰かに読んでもらうために書いたものでもありません。ただ家族の日記として書いたブログでした。しかし、毎日書き残していくにつれ、段々と仲間が増えていきました。

てんかんの闘病記のつもりが、劇症肝炎との命を賭けた闘いになり、一時は死を覚悟したことも、それを克服したこともブログに逐一書いていきました。

そして体力の回復を目指し、運動量を増やそうとしていた矢先の肺がんでした。

ピーチーが天国に行ったときには、ブログのコメント欄や、メッセージ欄を通して、沢山の方々からお悔みの言葉をいただきました。愛犬を亡くして、呆然とする中でその暖かい励ましの数々は、とても心に染みるものでした。

何度も何度も読み返し、やがてそれは、愛犬がいなくなっても頑張って行こうと気持ちを立て直す大きな切っ掛けにもなりました。

本話につづく5話は、そのお悔みの言葉を転載したいと思います。

お悔みは公開されたコメント欄だけでなく、私信としてのメッセージ欄や、個人的なメールでもいただきました。

ここでは、公開されたコメント欄のみを転載することとします。

コメントをいただいた当時は、とてもご返事をする気持ちになれず、また一通一通にご返事することがとても気が重く、結局ブログの中でまとめてご挨拶とさせていただいたのですが、それもピーチーが去ってから、一週間ほどが過ぎてからのことでした。

あれからもう随分と時が過ぎましたが、感謝の気持ちは少しも変わっていません。

筆者にとっての宝物です。

 

――第4章|看取りの記録を読もう(22/29)――

この記事について

作者:高栖匡躬
 ▶プロフィール

表紙:今回の表紙は、ピーチーです。

――次話――

またねピーチー
あの日届いた追悼の言葉(1/5)
ピーチーが旅立った時、ブログの読者の方からいただいた追悼の言葉です。
ピーチーの肺がんとの闘いは、発症からわずか12日間でした。
犬は文字通り、病気もドッグイヤーで進むのですね。
それを実感させられる闘病でした。

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――前話――

肺がん闘病記の最終話です。

何も知らない、両手に少し余るほどの小さな子犬は、
14年7か月前に、ダンボールに入ってやって来て、
うちにピッタリの子に育って、
いつの間にか飼い主を追い越していきました。
最後は、自分で決めたのかい?
お前らしい去り方だったよ。
ピーチー

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仲間たちからの励まし 初話(本話)です      
第4章の初話です 
この連載の初話です
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