MATANE

君が旅立つまでのこと

闘病記

犬は強いなあ - 担当医の言葉と退院の可能性【闘病記】

緊迫の7日(12/18)劇症肝炎闘病記 快方に向かっていたピーチーですが、この日の夕方面会に行くと、担当医から”退院”の可能性を告げられました。 正直いって驚きました。4日前には死の淵にあった子です。別れを覚悟で、ステロイドの大量投与を決断したのは3…

奇跡? 強運? 偶然? - 生かされているという思い【闘病記】

緊迫の7日(11/18)劇症肝炎闘病記 小康状態を得たピーチーについて、色々なことを思いました。 前回書いた、自己免疫不全(自己免疫疾患)に関することはその最たるもの。本来は体を守ってくれるはずのものが、誤動作で幾つもの病気を引き起こしてしまうの…

驚きの自己免疫不全 - 何でもあり、免疫が自分の体を攻撃【闘病記】

緊迫の7日(10/18)劇症肝炎闘病記 段々と調子が良くなっていくピーチー。 気持ちが落ち着いてくると、今回起きたことを振り返る余裕ができてきました。 この日のブログで触れている、自己免疫不全(自己免疫疾患)と言う言葉を初めて聞いたのは、今回の闘病…

復活の予感 - 当たり前が嬉しい初ウンチと初ごはん【闘病記】

緊迫の7日(9/18)劇症肝炎闘病記 前日の朝、面会したピーチーは、死を免れたように思われました。しかし、その前があまりにも悪く、危機的な状況であったために、飼い主としてはまだ素直に喜ぶことができませんでした。 いつ病状が急変するか、わからないか…

愛想も愛嬌も闘病の一部 - それは闘病の秘訣かも【闘病記】

緊迫の7日(8/18)劇症肝炎闘病記 前日の面会では、ピーチーの劇症肝炎は、劇的に改善されたように見えました。しかし、まだ安心はできません。なにしろ、一昨日の夜までは、ピーチーは死の縁をさまよっていたのですから。 ブログで応援をしてくれた仲間達に…

ステロイドの大量投与 - 究極の選択、その結果は?【闘病記】

緊迫の7日(7/18)劇症肝炎闘病記 前の日の夜、劇症肝炎のピーチーに、ステロイドの大量投与という治療を決断しました。その決断が吉と出るか凶と出るか、誰にも分かりませんでした。筆者と家族とピーチーは賭けにでたのです。 あの時――押しつぶされそうなだ…

僕たちの決断 - もしも言葉が交わせたならば【闘病記】

緊迫の7日(6/18)劇症肝炎闘病記 DVMs(動物医療センター横浜)から帰り、ピーチーの手術を行うかどうかを考えました。帰りがけに掛かり付けの動物病院の院長先生に出会えたのは、幸運でした。 外科手術に傾いていた心が、それによって、もう一度冷静に…

多臓器不全の直前で - 外科か?内科か? 究極の選択【闘病記】

緊迫の7日(5/18)劇症肝炎闘病記 朝のブログにピーチーの経過を記録し、それから筆者はDVMs(動物医療センター横浜)に向かいました。その日の朝、ピーチーは救命救急のERから総合内科に引き継がれ、正式な担当医がつくことになっていました。 救命措置か…

生存の朝 - これまでの経過/病歴など【闘病記】

緊迫の7日(4/18)劇症肝炎闘病記 愛犬ピーチーの突然の劇症肝炎。前日は慌ただしく過ぎた1日でした。 ピーチーをDVMs(動物医療センター横浜)のER(救命救急)に残して飼い主は帰宅。その日の夜は、心配で仕方がなかったのですが、早めに寝る事にしまし…

もう会えないかもしれない - 集中治療室での面会【闘病記】

緊迫の7日(3/18)劇症肝炎闘病記 ピーチーが入院し、集中治療室に入ったその日の夜――何も手が付かず、気を紛らわすこともできませんでした。 もしかしたら――そう思いました。もう生きている姿には合えないかもしれないと、最悪の事態を想像したのです。一度…

二次診療の弊害か? - 融通が利かない病院間連携【闘病記】

緊迫の7日(2/18)劇症肝炎闘病記 前話(すべてはここから|突如の劇症肝炎)の続きで、同日(8月16日)の続報です。急に発症した劇症肝炎のため、筆者はその日、2つの病院(救命救急と主治医-かかりつけの動物病院)を行き来することになりました。 愛犬…

すべてはここから - 突如の劇症肝炎、発症から救命救急へ【闘病記】

緊迫の7日(1/18)劇症肝炎闘病記 これから、愛犬ピーチーの劇症肝炎との闘病について書いていこうと思います。 過去に何度か死線を切り抜けたピーチーですが、この時の闘病は大変なものでした。突然の食欲不振から始まり、転がるように死の淵まで一気に病状…

選択肢は可能性と同じこと - 当たりくじは入っているか?【闘病記】

闘病の奇跡、強運の正体(4/4) 前3話で書いた、筆者と愛犬に起きた出来事を整理すると、9つの幸運が立て続けにあって、最後に奇跡が舞い降りています。 当時は目の前で起きていることに対処するのに精いっぱいで、周りを俯瞰する余裕が全くありませんでし…

胆嚢破裂の危機を回避 - データからの予想でした【闘病記】

闘病の奇跡、強運の正体(3/4) 『JARMeC』の集中治療室には入れたものの、依然として予断を許さぬ状況です。対処的な治療は行われていましたが、胆管閉塞の根治治療はまだ始まっていません。胆嚢破裂の危険は全く去っていないのです。 病院には大勢の付き添…

胆管閉塞の併発 - 病状急変、危機的な状況へ【闘病記】

闘病の奇跡、強運の正体(2/4) 前話|突如の急性膵炎 で4つの幸運を得て、膵炎から回復したピーチー。ほっとしたのもつかの間でした。 実はその後に、闘病の本番が待ち受けていたのです。それこそが、ピーチーが命を賭ける事になった病気、胆管閉塞です。…

突如の急性膵炎 - それは胆管閉塞の入り口でした【闘病記】

闘病の奇跡、強運の正体(1/4) 本話から4話連続で、我が家の愛犬ピーチーが生れて初めて罹った重病、急性膵炎と胆管閉塞について書きます。 膵炎は大変痛みを伴う重い病気です。特にはショックにより、死に至る事もあるそうです。しかしながら、膵炎(我が…

ピーチーの思い出

2016年3月29日、筆者の大切な愛犬、ミニチュア・ブルテリアのピーチーが、天国に旅立ちました。14歳7か月と3日。平均的な犬の寿命より、ほんの少しだけ長い一生でした。 最後の1年は、闘病の日々でしたが、不幸ではありませんでした。それは一生懸命に闘っ…

© 2019 Peachy All rights reserved.