別れまでの12日(3/18)肺がん闘病記
主治医からは、肺がんの疑いが強いとは言われましたが、確定診断をしたわけではありません。
よって完全に望みがないわけではないとは思っていました。
レントゲンに写った最も大きい影は、ピンポン玉くらい。
人間のスケールに直せば、大人のこぶし大です。
そのように大きなものが体内にあって、咳もせずに、血痰なども出ないでいられるのだろうかと考えていたのです。
●
ただ、楽観もしていません。
もしも肺がんでなかったとしても、ピンポン玉大の影は普通ではありません。
飼い主さんは皆そうだと思いますが、闘病の初期段階では”迷い”や”否定”のような気持ちが交錯します。当然筆者もそうでした。
目の前で起きている事が、現実ではないような、足元がおぼつかないような気持ちです。
●
しかし、心の内の半分では覚悟も決まって来ていました。
ピーチーは過去に別の病気で、大きくは2度死の淵に立ったことがあります。
過去は2度生還しました。もしや今回もという淡い期待ともに、当時決めていた、別れのための覚悟も同時に蘇ってきました。
人は動物に教えられることがとても多いですね。
筆者もピーチーから、沢山のことを教えてもらいました――
以下、当時のブログより。
続きを読む